じこしょうかい(2018年8月版)
◉ わたしを表す言葉
- なまあたたかい血の通ったcontributionの交差するせかい
- 「生活の詩のようであり、社会への書簡のようなもの」を百年つくり続ける
- オルタナティブの発明(not カウンター)
- おもちゃ箱づくり
◉ わたしを表す筆跡
- 一九九三年、岡山県倉敷市にて生まれる。
- 父親の影響で、小さい頃の将来の夢はロボットをつくること。
- 高校からバンドを始めて何となく社会のレールを見失い始める。
- 大学はコンピュータサイエンスを専攻。
- ウガンダに一年間滞在。現地の方向けの交通系Webサービスの開発と、コーヒーの収穫を行なっていた。ここで完全に社会のレールを見失う。
- まかないだけが載ってる飲食店求人サイトの立ち上げに開発として参加させていただいた。
- 三年付き合っていた彼女に初めて「芸能人でいうとバナナマンの日村に似てるよね」と言われる。その後、振られる。
- Cookpad、Recruit、Fringe81、me:newなどでのインターンシップ。
- 同級生3人でOneBox Inc.を設立。ペット領域のCtoCサービスの開発・運営を行う。
- 同社CTOを退任。
- 高円寺にて、スペシャリティコーヒー「Colored Life Coffee」を始める。焙煎コーヒーの卸売事業を同時開始。
- 「Colored Life Coffee」の運営中に始まったコーヒーブランドのプロジェクト「MATERIA」に集中することにし、店舗事業を停止。
- 現在、自社ブランド「MATERIA」のデザイン・販売および、パートナーとして思想を一緒に醸成して社会実装をする、Webやリアルなモノのデザイン・ブランディングを行う株式会社CIAL代表。
過度に熱された焦燥は、貴方のまんなかを置いてけぼりにして、輪郭だけはみ出そうとする。
貴方は、今日も『なにもの』かになろうと、積み重ねている。
塗り固めて、大きくして、分厚くしてつくったそれは、本当に『貴方』でしょうか。
本当はそのまんなかに、見えないくらいに小さく、ずっしりと重く存在している。
まんなかにいる貴方を、愛情を以て掘り出してあげようとさえすれば、いいのに。
貴方が、貴方を追い抜こうとする。
『なにもの』かの『貴方』に関係ない情報によって過度に熱された焦燥は、貴方のまんなかを置いてけぼりにして、輪郭だけはみ出そうとする。
ゆっくり、いそぐ。
行く先のその景色にドキドキしながら、今視える此の光景に胸踊らせれるような歩幅で、歩いてゆきたい。
『読む』より、『読まない』をぎゅっと大切にしたい。
冊数はあまり多くはないのですが、本を読むのが好きです。
ですが、読みたい本は人間まるまるひとり分の人生でも足りなくなるくらいには、とめどなく溢れます。(そして不思議なことに読めば読むほど、積み重なる本は増えていく!)
世界は主観で構築され「時間」こそが貴方の「命」とほぼ等しいものであると言うならば、本を読むということもまた、紙に載ったインクを目視することにさほど多くはない貴方の命を注ぎ込むということです。
ですが溢れる主観とその集合として立ち上る客観の幻想の中では、喉から手の出る情報はそこかしこに、拾いきれない物量で転がっています。
だからむしろ、いかに選ばないか、が「貴方」を構築するのではないかと感じます。
人生とは実は積み上げていくものではなく、積みへらしていくものなのかもしれません。
積み木みたいに、積み重ねながら何かを形づくっていくのではなく、彫刻みたいに、大きな大きな石の塊から「貴方」の本当をえぐり取っていく行為の方が、この人生と何となく近い感覚があります。
一時のアルベルト・ジャコメッティの彫刻のように、目よりも確かに現実を視ようとしたときに最後に残るものは、ものすごく細くて、ものすごく小さくて、ものすごく重い、ブラックホールの特異点のようなただひたすらの存在感みたいな何かであるような。
そのコンテキストで、本も「読む」じゃなくて実は「読まない」が自分という総体を形成していくのかもなぁ、と、ふと考えていました。
流行っている本や、売れている本を手に取るのが億劫になってしまうのは、「みんな」が読んでいる本を読めば読むほどに、「わたし」が「みんな」に漸近していくということに恐怖を感じてしまうからなのかもしれません。
わたしの惹かれる肌理だけを、丁寧に優しく選びとってあげたいなと思う。
むしろもう「引き寄せる/弾き飛ばす」くらいの、魔法がかかっているような感覚にたどり着きたい。
作品とはいつだって『貴方』よりも遥かに『貴方』なんです。
『貴方』がなくなっていく。
貴方がつくりあげようとしている何かと、同化する。
『わたしがつくっているなにか』と、『わたし』の間の境界線が、ぬめぬめと、その姿を失くしていくような、感覚です。
これは、とても心地良くエクスタシーを感じる体感でもあり、同時に、とてもこわいなぁと恐怖におののき怯える感覚でもあります。
どっぷり、、、と。
今わたしがつくっている何かと、深く一体になろう。
わたし自身が、それになりきってみる。
こわいですが、「絶対にできない理由」はないんじゃないか、と思いました。
どっぷりと、深く、深く、潜ってみよう。
貴方の死ぬときは、わたしの死ぬときです。
「細く、鋭く。」 2018年のテーマ・抱負・目標
2018年の私個人のテーマ、抱負、目標を書きます。
1年のうちに、ふとこの記事を見返して2018年の最初のこの気持ちをたびたび思い出せるように。
来年、この記事を見ながら、やり切れた1年間だったか?って振り返って過去を未来の投資にできるように。
それぞれの項目は、以下のような役割としてます。
- テーマ: 原則・指針。コンパス。ひとこと。
- 抱負: 目的地。向かっていきたい理想の状態について。いくつかのこと。
- 目標: 原則に沿って抱負に近づいていくための、具体的なアクションや数値など。ここを明確にYes/Noで振り返れる項目にする。
テーマ
「細く、鋭く。」
...
シンプルとは、本質的であるということ。
シンプルであるために、本質的であるために、「やらない」をやる。
これは全て、本当に大切なことを大切にするために。
2017年のキーワードのひとつに「2種類の決断」があった。「やる」決断と、「やらない」決断のパワーの使い方が全く違うことを思い知らされた1年間だった。
本当の本当に大切なことのために、どれだけの大切なことを捨てられるか。本当に私にとって大事なことを明確に見極めて意思決定を繰り返していくことを2018年の原則にしたい。
抱負
- 「健康」 健康で豊かな肉体と精神を維持する。そのための行動は常に最優先事項とし、労力を惜しまない。特に、最高の睡眠をつくることをいつでも最優先とする。
- 「緻密」 成功する経営者に必要な「2つの力」を磨く
- "緻密に"戦略を立てる力
- "緻密に"実行し切る力
- 「感情」 感情の振幅と、時間あたりの振幅(=密度)を最大化して、センスを生み出す経験値を積み上げる
- 「時間」 暇になる。時間とは命そのもののこと。
- 「お金」 "Be a yoda-esque grand master of finance "
1.身体と精神の健康さは前年と同じ。もうずっと抱負になりそう。そのくらい私にとって大事なこと。ここを失ったら、どんな幸せも幸せじゃなくなってしまうんだよなぁ。
2.「2つの力」は、尊敬する経営者の方々を見て強く実感したこと。自分はまだまだここが甘いと感じるので、その2つの力にこだわって、磨いていく1年にしたい。
3.去年考えていた「センスは経験から生み出される」「経験は感情の振幅から生み出される」という仮説にもとづいて、2018は感情の振幅を最大化することにつとめつつ、時間あたりの振幅=密度も最大化できるようにしたい。
4.「時間」とは、「命」そのもののこと。昨年働きすぎて学んだ。Time is moneyなんてウソっぱちで、「時間」には唯一代えられるものがない、と思う。命大事にしよう。だからやりたいことは全部やろうとしちゃ絶対ダメで、「やらない」の決断こそが本当に大事になってくる。短い人生において、「やらない」の意思決定の数が圧倒的に多くなるはずで、そこにしっかりパワーを注げるようにしたい。
5.「お金」も引き続き。抱負の英文は私のバイブル「BUSINESS FOR PUNKS」からの引用。昨年から変わっていないあたり、これもずっと人生において常に向き合いたい重要なことになってくるんだろうなと感じる。
目標
- [1] 生活習慣を整えて仕事のパフォーマンスを高めるために、Streaksを記録し続ける
- 睡眠、食事、運動の3軸を中心に習慣化のためのタスクをつくってる
- [2] 経営戦略orマーケティングに関する本を12冊以上(1冊/月)読む
- [2] GRIT SCALEのスコアを4.5以上にする (追記@2017/1/17)
- [2] エグゼキューションの管理手法を確立する
- [3] 会いたい人に会いまくる。1人/月のペースで、ずっと会いたかった人に会いに行く。
- Scrapboxで「会いたい人リスト」を作成して管理
- [3] 美術館または映画館に12回(1回/月)いく
- [3] 好きな人をつくって、彼女をつくる。
- 感情の振幅を大きくしてセンスを生み出すための経験値を増やすのに素晴らしい機会だと思う、恋愛って。。
- [4] 月に一度何かを「やらない」決断をする
- Scrapboxで「今月辞めたこと」ってdocを作成して管理
- [5] ファイナンスに関する本を6冊以上(1冊/隔月)読む
- ブクログのカテゴリで冊数を管理
- [5] ファイナンスに関する仕組みづくりノートをつくって、毎日チェック・アップデートしていく (追記@2017/1/17)
- 「My Finance Strategy」という名前でScrapboxで作成
- [1,2,3,5] 本を48冊(=4冊/月)読む。
- 2017年の設定値を48冊に設定してみて、このペースが心地良いと感じた。
- これ以上読むペースだと、インプットに時間をとりすぎている感覚がある。
- 冊数を絞ると本当に読みたい本を精選せざるを得なくなる。
[N]
は抱負の番号に対応。
やりたいこと
その他、優先順位が高めの、2018年やりたいこと。特に達成目標とかつくるわけじゃないけど、忙しい日常の中でふと、やりたいと思っていたことを思い出せるように。。
- 人々の感情の共鳴を生み出すデザインについて、社会実験をし続ける
- 「バズ」を生み出す実験をしてみる
- ブログを書く。note始めてみたので、引き続き思考は言葉にして発信してみる。
- 「デザイン」についての考えを深める
- 2017年は、デザインの面白さを感じた1年。
- 広義な意味でのデザインについて、より自分自身の考えを深めたい。
- デザインがメイントピックの本を読んでいきたい。
- アフリカ(ウガンダ)に行く
- 2017年はなんとか行けた。本当によかった。
- アフリカは毎年いけるようにしたい。
- アジアを旅する
- 2017年達成できなかったので、今年こそは必ず
- 絵をかく
- アートのグラデーションに振り切る体験もし続けてみたい
- Faber Castellで好きな色を揃えてみよう
さいごに
人の心の奥底の奥底から生まれたシンプルで、純粋で、とても生々しい感情が、その本質を捉えたデザインとなって見事に表現される。
それは服かもしれないし、ジュエリーなのかもしれないし、食べ物なのかもしれない。
そういうものに出会うと感動して、何だか泣きそうになる。
そして、猛烈に悔しい。
2018年の野望は、私達自身が、そういうものづくりをすること。