作品とはいつだって『貴方』よりも遥かに『貴方』なんです。
『貴方』がなくなっていく。
貴方がつくりあげようとしている何かと、同化する。
『わたしがつくっているなにか』と、『わたし』の間の境界線が、ぬめぬめと、その姿を失くしていくような、感覚です。
これは、とても心地良くエクスタシーを感じる体感でもあり、同時に、とてもこわいなぁと恐怖におののき怯える感覚でもあります。
どっぷり、、、と。
今わたしがつくっている何かと、深く一体になろう。
わたし自身が、それになりきってみる。
こわいですが、「絶対にできない理由」はないんじゃないか、と思いました。
どっぷりと、深く、深く、潜ってみよう。
貴方の死ぬときは、わたしの死ぬときです。